小さな暮らしの畑屋さん

地球といういのち溢れる星に生まれた喜びを、日々の暮らしの中で感じられるような、小さな畑のある暮らしを提案しています。

時代を見据えた自然と共生するビジネスとは?〜コラボイベント報告〜

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「時代を見据えた自然と共生するビジネス」というテーマで、トークイベントを行いました。

主催している僕らも一体どんな話の内容になるのか分からないような企画でしたが、

おかげさまで参加者の皆様からは、ものすごく評判がよかったです!

 

僕自身も自然や地球環境に関しての現状や将来に向けてのモヤモヤが

だいぶスッキリした感じがします。

 

 

憧れている人との共演

この企画は野崎恭平くんと惣士郎さんという、
全然活動のフィールドは違うけれども、

同じ想いを共有し、僕が尊敬し憧れているお二人との共演です。

詳しい企画の内容やお二人の紹介は以下のページをごらんください。

「イベントページ:自然と共生するビジネス」

  

とにかく面白くて、カッコよくて、自由に生きてて

いろんな人に話を聞いてもらいたいお二人です。

 

ちょっととっつきにくそうなテーマですが、

すごくのびのび、和気あいあいとした雰囲気で、

それこそ自然体で過ごせた時間でした。

 

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企画の趣旨

最近では人々の自然とともに気持ちよくのびのびと生きたい!

という欲求が強まっているように思いますが、

なかなか今の社会の仕組みや経済的な日々の営みの中では、

難しいところも多々あります。

 

というわけで「ビジネス」と「自然」という、

なかなか相性が悪そうな2つのキーワードについて、

でも今後必ず重要な課題となってくる2つの接点を探っていこうという企画です。

 


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3人のトークセッションの後、

参加者の皆様とも一緒に意見交換を行いました。

 

このようなテーマでみんなで話し合えること自体がとても嬉しかったです。

 

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いろんな話が出すぎて、なかなかまとめるのは難しいですが、

今回の企画を終えての僕自身の感想や

捉え方も含めて軽くご紹介しようと思います。

 

そもそも自然てなに?

自然とは「草・木・花・山・海・生物」のような人工物以外のものを指す言葉として使われる他、

より広い意味ではその人工物も含めた「ありとあらゆる全て」を指す意味でも使われる。

 

 

人は天然から複雑をへて、自然(じねん)に向かって成長する

人も初めは赤ちゃんのように自然に近い状態、天然な状態でうまれる。

自分と自然の区別がついていない。

しかし成長するに従って少しずつ自分という存在を認識し始める。

 

この世界の「矛盾」「葛藤」「両極」「創造と破壊」というような

現実に直面する中で複雑な精神状態を体験する。

 

 

その複雑さを受け入れ、乗り越えていく過程で、

自分の環境を受け入れていくことができる。

そしてやがて成長するとその環境を自ら創り出していく。

つまり「我(われ)」の世界、我欲の世界を乗り越えることで、

一人前の社会人として社会のために貢献する存在として自立していく。

 

 

我欲自体が悪くて、社会のために貢献することが良い

ということではなく、

どちらも自ら体験し感じることで初めて

自らその上に新しいものを創造していけるということだと思います。

 

 

それを惣士郎さんは「吾(われ)」の状態と表現していました。

そしてその精神状態のことを心理の世界では「自然(じねん)」と呼ぶようです。

 

 

現代社会は反抗期?

ちょうど入れ子構造のように

人の一生だけでなく、人間社会もこのような成長過程を持っている。

現代社会はまさにアイデンティティーが生まれ、

構造的に大きく成長しながらも、

周囲(自然)との葛藤、矛盾に関する悩みも多い

「思春期」「成長期」なのではないか。

 

化石燃料など自然の資源を使って大きく成長しながらも

そのありがたさ、貴重さをなかなか認識できないでいるのも

親のお世話になっておきながら、

そのありがたさ、貴重さをなかなか認識できない、

むしろ反抗する思春期の私たちにまさしくそっくりの状態かもしれません。

 

 

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これからの社会はどうなる?

今までの流れから言うと、人間社会は現代社会に起きている様々な葛藤・問題を、

自分たちの課題として受け入れ、

それを乗り越えた時に

まさに「じねんの社会」として、

地球の構成員の一員として自立し、

自然と共により豊かな地球を創造していけるのかもしれません。

 

 

 

 

自然と共生する社会(自立した社会)になるためのヒント

もともと地球の土台には自然のシステムがあって、

その上に社会やビジネス、資本主義のシステムを私たちが作り上げている。

 

一番の課題は、私たちが作り上げてきたその世界だけが全てだと思い込んでしまっていることなのではないか。

 

本来は皆、 

「もうこんな窮屈な場所にいたくない」

「より自由に行きたい」

「より自然体で生きたい」

 

と自然を無意識に求めてはいるが、

なかなかその狭い世界から抜け出せないでいる。

 

 

そのためには「五感」を通じて「今」を感じることで、

思考の、イメージの世界から抜け出す必要がある。

そのために自然と触れ合うことがすごく大事!

 

また、地球規模などより広い視野から自分の

置かれている環境を見て活動していくなど、

意識の枠をより広げていくことが重要。 

 

 

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自然を良くするという発想はいらない?

自然を良くするという考えよりも

自然を悪くしない、流れをきちんと繋いでいくというような発想をしていく。

 

 

自立した社会を築くためのビジネスとは?

ビジネスはお金を介することで、

人間社会の中で人工物を広げていくための仕組み。

 

「ビジネス」自体が悪いわけではなく、

そこが全てだと思い込んでしまうことが課題。

 

だから人工物の世界から自然の世界まで

意識を広げて行ってもらうときに、

人工物を否定するのではなく、

逆にそのビジネスという仕組みを利用して広めていくことが必要となる。

 

ビジネスは需要があるところにしか発生しないので、

自然の世界のものを需要があるものに変換していく発想が必要となるのではないか。

 

 

 

 

以上、ざっと思いつく限りをあげて見ましたが、

あくまでも僕の感想、考え方がだいぶ含まれております。

 

ここで出た結論、内容ということも大事ですが、

この場を多くの方と共有し、

素敵な繋がりができたことをとても嬉しく思います。

 

また新たなイベントを企画した際はこちらのページで

案内しますので、ぜひチェックしてください。

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