その土で野菜は育つ?〜目にうつる全ての雑草はメッセージ♪〜
こんにちは、そーやんです。
いつもお読みいただきありがとうございます。
前回の記事についてはカテゴリー『超初心者のための野菜づくり入門』でお探しください。
今回のテーマは「あなたの畑は今どんな状態?畑のセルフチェック!」の続編。
⑴光の流れ、⑵風の流れ、⑶水の流れ、⑷土の状態をお伝えしましたが、
今回は 最後の⑸植生(どんな草が生えているか)です。
畑づくりの教科書や本には、
どんな草が生えているかをチェックしましょうという話はあまりありませんが、
実はそこにどんな雑草が生えているかを調べると、
その畑がどんな状態、環境にあるのかが一発でわかります。
具体的に書きますと、
○地力がどれくらいのレベルにあるのか。
○なんの栄養素が少ないのか
○乾燥しているか湿気ているか
○水はけが良いか悪いか
○土が硬いか柔らかいか
○土のバランスが良いか悪いか(ミネラル・微生物)
○Ph(酸性かアルカリ性か)
など、
本当にたくさんのことがわかります。
今までチェック項目として
光、風、水、土の説明をしてきましたが、
ある意味この植生を見れば他のことも
だいたいわかるというくらいです。
普通、畑に雑草が生えていたら気にせず
抜きまくったり、耕したりする方が多いと思いますが、
実はこれだけたくさんの情報を伝えてくれています。
なぜこういうことがわかるのか。
野菜にそれぞれ育ちやすい環境があるように、
雑草にも生えやすい環境というのがあります。
ですからなんの雑草が生えてるかを見れば、
その土がどういう環境にあるかが逆にわかるのです。
例えばスギナ。
これはツクシと同じ植物ですね。
地下茎という地下に茎をたくさん伸ばして、増える植物です。
この茎は分断されても、それぞれ別の個体として生きていくほど生命力が強いです。
そのため農家さんに嫌われる雑草の一つです。
耕してもバラバラにされたそれぞれから、またわんさか生えてくるからです。
そして有名な話としてスギナは酸性の土壌を好みます。
ですからスギナが生えている畑は酸性であることがすぐにわかります。
土が酸性になりやすいということは、
土の中の腐植物質が少ないということでもあり、
地力が低く、野菜が育ちにくい畑であるということがわかります。
最初はそもそも雑草の名前がわからないと思いますので、
とりあえず
よく分からないけど、雑草のことを知っていると野菜づくりの役に立つらしいから、
ちょっと注意して見てみよう。
とだけ思っててもらえればOKです。
次回は具体的な例を紹介しつつ、
簡単なチェック方法の説明をしようかなと思います。
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