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幻の在来種「チホ茄子」:鹿児島伝統野菜

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この巨大茄子。
写真のものは重さが約1kg、長さ30cmくらいあります。
種採り用にずっと木に成らしておいたものなので、黄色く熟してきています。
 
これが幻の鹿児島在来品種「チホ茄子」です。
このチホ茄子の名前は、面白い由来があるんです。
 

 

鹿児島には『タイヨー』という超大手のスーパーがあります。
 
そことうちの親父が代表をしている、「かごしま無農薬野菜の会」というグループが協力して、鹿児島の伝統野菜を復活させようという取り組みをしています。
 
その取り組みの中で、鹿児島の各地で在来の野菜を探していたところ、あるおばあちゃんがこの種を持っていたのです。
 
そうその方が「チホ」さん。
 
なんでもその茄子は代々その家で自給用に作られ、種を採り続けてきたもののようです。
 
大きくなっても固くならないというチホ茄子の特徴は、自給用野菜として最適だと言えます。
 
昔は家や集落ごとに独自の種を持っていて、嫁入りのときは種も一緒に持っていったなんて話もありますから、この種も大切に受け継がれてきたものなのでしょう。
 
なんかロマンチックで素敵ですね〜。
 
 
 
鹿児島の伝統野菜に、白丸茄子というものがあります。
 
その名の通り、白くて丸いのが特徴で、上のチホ茄子のように薄い縞模様が上部についています。
 
白丸茄子の種として市販されているものもあるようですが、それはこの縞模様が入ってなかったりもします。
 
 おそらくチホ茄子も白丸茄子と同じ系統なのでしょう。
 
見た目はとても似ていますが、とにかく大きい。
 
写真のものは特に大きいですが、通常でも400g〜900gくらいになります。
 

 

このチホ茄子、見た目の特徴もさることながら、味もすこぶる良い。
普通これだけ大きくすると固くなって、食べれたものではないのですが、チホ茄子は大きくなってもすごく柔らかい。
これで輪切りのなすステーキとかすると、けっこうな迫力です。
食べる機会がありましたら、ぜひお試しください。