小さな暮らしの畑屋さん

地球といういのち溢れる星に生まれた喜びを、日々の暮らしの中で感じられるような、小さな畑のある暮らしを提案しています。

やっぱり仲間って大切!:宮島に自然農研修仲間を訪ねて

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先日、家族で広島県は宮島の「中岡農園」さんに行ってきました!

僕らが福岡県の糸島にいた時、一緒に自然農の研修を受けていた仲間である山本家が営んでおります。
宮島は基本的に耕してはいけない土地らしく、小さい農家が2件しかないようです。

 

ここは自然農3年目の畑のようですが、とても綺麗に秋冬野菜が植わっておりました。

宮島では鹿がめっちゃいて、森の中の下草も彼らがほとんど食べてしまうようで、この畑も鹿の食べないシダ以外はあまり草が生えていませんでした。

(もちろん今は鹿などが畑に入らないように柵をしてあります。)

草刈りはその分かなり楽そうですが、草を活かす自然農にとっては問題なので、緑肥植物をまいたり木屑を入れるなど様々な工夫をされていました。

 

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すごく素敵な野菜セットが出来ております。

ゴミになる包装資材は極力使わず、宮島のお客さんには木箱に入れて届けられているようです。

 

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古民家を少しずつ少しづつ手直しして作られた作業場は、とても味があって素敵すぎます。

お茶のときには干し柿もいただきました。

 

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生まれて5ヶ月の女の子もいつも一緒に畑に出られているようで、この日もおんぶして作業されていました。

 

やっぱり仲間って大切!

今回のお二人との再会は、僕にとってかなり大きな衝撃でした。
なんせ予想していたよりもめちゃくちゃ話が合いすぎて、一緒にいる時間が心地よすぎて、楽しすぎました。

僕ら夫婦は他人と一緒にいると、けっこう神経をつかってしまう方なのですが、宮島での滞在中は全然そんなことなく、めちゃくちゃくつろがさせてもらいました。

 

少し大げさかもしれませんが、今までの人生がすべて報われたというか肯定してもらった気さえしていて、お互いの存在をまるごと受け入れられる仲間がいるってことが、人生をどれだけ豊かにしてくれるのかってことを身をもって体感しました。

そしてそれは山本夫妻が磨いてきた「人格」や「人柄」といったものがそうさせるのだろうし、これから社会的に何を成すか、何を仕事にするか、どうやって多くの人から認めてもらえることをするかということばかり考えていた僕にとって、結局は「人」なんだなあということを教えてもらいました。

住んでいる場所は遠いですが、そういう仲間が存在しているというだけでとても心強いです。

 

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最後は蓬日と鹿さんのツーショット。

ほんとに鹿が多い!

娘は鹿を見るたびに歓喜しておりました。