小さな暮らしの畑屋さん

地球といういのち溢れる星に生まれた喜びを、日々の暮らしの中で感じられるような、小さな畑のある暮らしを提案しています。

畑にコオロギが大量発生したらどうしたらいい?その①〜畑で起こるドラマ〜

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子供たちへ

 

今、僕らの畑ではコオロギが大量に発生していて、

野菜の芽が次々に食べられている。

 

とても深刻な状況なのだけれど、

こういう時にどう対応するかが非常に重要だと思うので、

 

今の時点では何が正解なのかはまだ分からないけれど、

どう対応するかの決断を行うアプローチの仕方について

整理しておこうと思う。

 

 

畑で生まれるドラマ

手塩にかけていた野菜たちが虫に食べられていたら、

とてもショックだと思う。

すぐにでも対策をして、

野菜たちを助け出したいところだと思う。

 

でも、まずは大変なことが起こった時こそ、

少し落ち着いて

客観的にその出来事を眺める余裕を持って欲しい。

 

自分のことも落ち着いて観察し、

そこで湧いてくる感情に飲まれず、

むしろ

その感情を味わいながら

畑で生まれるドラマを楽しんで欲しい。

 

 

もし自分で野菜作りがテーマの

ドラマや漫画を描くとしたら、

きっと一度は失敗して、落ち込んで悲しむシーン

を入れると思う。

 

そういうシーンがあるからこそ、

クライマックスでうまく野菜ができた時の

感動は一塩になる。

 

 

 

だから畑で起こる楽しいこと、悲しいこと、驚くこと、

ショックなこと、感動することその全てを味わいながら、

畑作りをして欲しい。

 

野菜を得るだけが目的ならば、

最初から自分で野菜作りなんてせずに

誰かが作ってきたものを買ってきてるはず。

 

畑で起こるドラマを本当は

体験したいからやっているはずなのに、

うまくいかないからと言って挫折したり、

その時間をないがしろにしてしまうのは勿体無い。

 

そして感情的になると

事実を見極めることができなくなってしまう。 

 

 

自然の中で起こっている事実を

曇りなく汲み出すのはとても難しい。

だからこそ余裕を持って、

自分とその出来事を切り離して見る視点

とても重要になってくる。

 

 

つづく