小さな暮らしの畑屋さん

地球といういのち溢れる星に生まれた喜びを、日々の暮らしの中で感じられるような、小さな畑のある暮らしを提案しています。

僕はビビリながらも、宝物を目指して旗を振り続ける

こんにちは、そーやんです。

本日、31歳の誕生日を迎えました。

 

30歳のこの一年間を一言で表すと、「僕のこの世界、この人生での役割は何か」を問い続けた一年でした。

以前のブログにも書きましたが、去年の9月に心身ともに調子を崩し、野菜の生産販売業を続けられなくなりました。

そこで一旦僕の中は白紙になりました。

 

僕は一体何がしたいんだろう?

どこへ向かっているのだろう?

僕の役割は何なのだろう?

僕の仕事ってなに?

 

それらを問い続けました。

この一年間にあった様々な出会い、事象を通して、自分の中にある「確かなもの」を探り続けました。

それは「思考」による探求ではなく、「感じる」ということによる探求でした。

 

そしてその「確かなもの」はもともと僕の中にずっとあったもので、それが何なのかを感じ、表現し、試していく中で少しずつその輪郭が見えてきました。

 

この探求の過程はまた別の記事でシェアさせていただきたいと思います。

 

 

今年の一年は「自分の目的地を宣言する1年」だと思っています。

「このために生きるんだ」という誓いを立てる歳です。

言葉としての表現は変わっていくとは思いますが、僕の目的地は変わらないと思います。

 

誓いを立てる、宣言するというのは正直勇気がいりますし、あまりにもデカイ目標なので、本当に僕にできるのか不安も多いですが、僕は僕の目指す世界と自分の最大限の可能性をはっきりと感じてしまったのです。

なので「そこを目指さざるを得ない」という心境でもあります。

 

これを書いている中でも、僕がそれをできない理由、僕の未熟なところが次々に浮かんできますが、自分を低く見積もり傷つくのを恐れるのはやめようと思います。

 

 

 

 

僕が目指すところは(言葉で無理に表すならば)

「人と自然が仲良く暮らす世界」です。

 

人と自然が一体となり、その命を躍動させ、この地球というほしを謳歌する世界です。

昔に戻るという意味ではなく、今を乗り越えた先にあるより素晴らしい世界です。

全ての人々が自然も含めた「わたしたちの幸せ」を感じられる世界です。

 

自分の中にははっきりとある感覚なのですが、言葉にするのはなかなか難しいですね。

 

 

そして今の出発点・動機は、普段僕が感じている「自然が僕らに与えてくれている、涙が出そうになる程果てしなく大きくあたたかい愛」であり、そしてそれを人々がなかなか理解できずに、すれ違っていることへの悲しみです。

 

 

具体的にどういう道筋をたどり目的地に至るのか、今世で成し遂げられるのかは正直さっぱり分かりません。

でもそこを目指す人生なのだということは分かってきました。

 

 

そしてそこを目指すにあたっての僕の役割は、自然の世界のことを人々に伝える「メッセンジャー」であり、実践を通して人を導く「リーダー」です。

 

そして舞台は「地球」です。

この生命の躍動する地球に本当に生まれてよかったと心の底から思える星として、子供達に遺していきたい。

 

 

 

 

皆さんはパウロ・コエーリョさんの「アルケミスト」という本を読まれたことがありますでしょうか。

サンチャゴという羊飼いの少年が、夢に出てくる「宝物」を求めて旅に出る物語です。

 

アルケミスト―夢を旅した少年 (角川文庫―角川文庫ソフィア)

アルケミスト―夢を旅した少年 (角川文庫―角川文庫ソフィア)

 

 詳しい解説は省略しますが、ここに出てくる「宝物」はそれが何なのか、それが本当にあるのか、どうやって手に入れるのかは少年は全くわからない状態でスタートします。

 

でもサンチャゴは、迷いながらも現時点での安定して先の見通せる将来よりも、このあてのない宝物を探す旅に出ます。

 

途中でいろんな人との出会いや自然の導きにより、成長しながら最終的に宝物にたどり着くのですが、今の心境としてはこの感覚に似ています。

 

「宝物」があるということははっきりと分かりました。

でもその過程は分かりません。

今僕ができることは、今の全てを手放してでも「この宝物を目指して探し続けます」と世界に宣言することかなと思います。

 

 

今の時点で考えている構想としましては、

とりあえず39歳までを一区切りに「暮らしのための畑作り」「畑のあるライフスタイル」を世界に発信していこうと思います。

クラウドファンディングを行なっている「のおとファーム」と「森の秘密基地」を拠点に、「人と自然が調和した暮らし」を実践・研究しながら、その輪を広げていきたいと思っています。

 

40歳からは新たなるステージへの挑戦になるでしょう。

 

 

本当に自分にできるのかという不安はありますが、弱音を言っていても仕方がないので、少しずつ少しずつ悠々と進んでいきたいと思います。

目指すところはとんでもなくデカイですが、僕だけでできることはほんとに少ししかありません。

 

僕はビビリながらも旗はしっかりと振り続けていきますので、みなさんのお力をお貸しください。

一緒に素敵な世界を築いていきましょう。