小さな暮らしの畑屋さん

地球といういのち溢れる星に生まれた喜びを、日々の暮らしの中で感じられるような、小さな畑のある暮らしを提案しています。

自然農について大学で講義してきたよ!

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なんか適当な写真がなかったので、とりあえず桜島!

絶景スポット寺山公園からの景色です。

 

ということで(?)先日、鹿児島大学で二回目の講義をさせていただきました!

ひょえ〜このひよっこ百姓が講義!?

という感じですが、せっかく頂いた機会ですので、思う存分偉そうにしゃべってきました。

 

「有機農業入門」とかいう授業の一環で、毎回いろんな有機農家やそれに関係する方々を招いて、講義されるそうです。

すごく面白そうな授業ですよね。

僕も大学時代、こんな授業受けたかった!

 

 

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僕は「多様な有機農業」というテーマで、「自然農」や「農業体験農園」を例にお話させていただきました。

まあ僕としてはあくまでも「自然農を知ってもらいたい」というのが狙いです。

 

講義の流れは

①「人から学ぶコツ」について

②僕の経歴

③なぜ有機農業が生まれ、多様化しているのか

ケーススタディ1:エコシステムを利用した自然農

ケーススタディ2:人と農の新しい関係「農業体験農園」

⑥まとめ

てな感じです。

 

70分の時間をいただいているんで、講義の構成にはすごく悩みました。

①の「人から学ぶコツ」というのは、僕的につかみの部分で、どうやったら人の話からより多くを学べるかというお話です。

これは一見「多様な有機農業」というテーマと関係ないように思えて、実はこの後の流れに多いに関係してくるという伏線にもなっております。

 

簡単に言うと、「価値観についてよく知ると、物事の本質がより見えてくるかもよ」というのが裏テーマです。

 なぜこういう話をするかというと、一番は自然農のことをちゃんと見て欲しかったからです。

自然農はあまりにも過小評価されやすいと感じているから!

 

この理由が「価値観」にあると思っていて、今の社会システムの上では機能しがたいために、価値が低いと見なされてしまう。

つまりビジネスにならない=価値がないと判断される。

でも価値観は時代によって変わっていく物だし、そのものの本質とはいっさい関係ないので、そのフィルターをいったん外してもらわんと自然農のすばらしさを伝えられないなーと想い冒頭にもってきました。

そしてさらに有機農業が生まれてきて、多様性を持ってきたというのも、社会的な価値観が変わってきたからではないかと思うし、ちょうど良いかなと。

 

 まあそんな感じなんですが、せっかくプレゼン資料を時間かけてつくったので、発表の機会をくださる方もお待ちしてますよ!