小さな暮らしの畑屋さん

地球といういのち溢れる星に生まれた喜びを、日々の暮らしの中で感じられるような、小さな畑のある暮らしを提案しています。

有機から自然農への転換は時間がかかる?転換1年目の夏。

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 上の写真は今日穫れたナスとピーマン。

親父が無農薬でずっと作り続けていたところを譲り受けて、今年の春から自然農にした畑です。(ちなみに7畝くらい)

有機の畑から自然農に転換した場合、どういう経過をたどるのか。

その記録としてここに記します。

 

1年目の夏が終わったところの感想としては、

①草、虫の勢いがすごい

②草、虫の種類が少ない

③成長のスピードは遅いが、草に負けなければそこそこ育つ

という感じで、他の開墾地の畑とは、全然様子が異なります。

 

 

一般的に有機から自然農に転換した場合、落ち着くまで4〜5年はかかると言われています。

有機の畑ではいくら化学物質が入っていないといえど、耕され続け、相当な量の肥料を入れていますので、畑の生態系は不安定な状態。

不安定な状態ですと、特に生命力の強い生き物が幅を利かせます。

ここに外部から野菜というそんなに強くない植物を入れると、生き残るのが大変になります。

知人の方が「淘汰圧が高い」という表現をされていましたが、まさにそんな感じです。

 

ただ1年目はまだ畑に肥料が残っているので、草に負けなければ大きくなります。

生態系がまだ落ち着かず、肥料が抜けてしまう2〜3年目が最も大変なんだとか。

いや〜僕の畑に限っては、そんなことないだろうと思ってましたが、先輩方がみんなそう言うのでそんなことあるんでしょう。

先は長い。。。

 

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何がなにかよく分からない写真ですね。

ちなみに雑草はオヒシバ、メヒシバ、ツユクサばっかりで、非常に種類が少ないです。

 

野菜はナス、ピーマン、南瓜、ズッキーニ、胡瓜、ゴーヤ、エンサイを作りました。

この中では南瓜が特にできませんでした。

なぜならすぐ草に埋もれてしまうから。

 

ナス、ピーマンも5月〜6月は全然大きくならず、正直駄目かと思いましたが、根気よく草を刈っていたら、8月になってから見事に持ち直しました。

胡瓜、ゴーヤもまあまあとれました。

 

品種の説明など詳しくはまた次回ということで。