なぜ自然農は儲からないのか?-自然農Q&A-
農業についてよく知っている人ほど、自然農について理解してもらうのは難しい。
そんなんじゃ飯はくっていけないよ!
と言われる。
というか直接口に出さなくても、ひしひしと伝わる「呆れた感」。
そんときは超むかつきますが、そういう人に詳しく説明しても無駄と分かっているので、反論はしません。
まあ、生計立てれてないのは事実ですし。。。
こんちくしょ〜!
ちなみに「お父さんは自然農についてなんて言ってるの?」とよく聞かれますが、
(親父は有機農業一筋30余年)
親父にもまあよく、上の人たちと同じようなことを言われてます。
ただ親父に限っては、
自分も30年前はそうだったでしょ!
と言い返せますからね。
むしろそのころの有機農業に対する風当たりは、今より強かったでしょうね。
しかしまあ「自然農の経済性」について考えることは、非常に重要なことだと思っています。
むしろそこしか問題点はない!
と言っても過言ではない訳ですから。
そもそもなんで自然農は儲からないのか。
生産性が低いから?効率が悪いから?
僕は正確に言うと近代社会のシステムから外れているからだと思っています。
今の社会システムにおいては、
自然農が機能していないというだけの話。
ただこのシステムが永遠に続く訳ではない。
ていうかそもそも地球にいるのに、エコシステムとリンクしてないシステムがいつまでも拡大できるはずがない。
いよいよ社会システムはエコシステムとフュージョン!はーっ!
人類がこれまで積み重ねてきた科学と伝統と感性の叡智を結集し、
より複雑で多様で一貫性のある、まさに地球規模のグローバルなシステムに進化します。
ていうか、してほしい!
んと詳しい説明は、僕が影響を受けまくっているアーヴィン・ラズローさんの著書をお読みください。
ということで、次の社会システムにおいては、自然農さんはAKB並みに大活躍間違い無しでしょう。
なんせエコシステムを活かした農法の極みな訳ですから。
と言っても自然農という農法が、農業のグローバルスタンダードになるという話ではありません。
そのエコシステムに寄り添った知恵と技術が、より次の世界で農業自体が多様性を持つにあたっての、重要な学びとして遺されていくのは間違いないだろうなという話です。
だから「それが金になるかどうか」という現在の社会システムの価値観で、それが良いか悪いかを判断するのは違うよね〜という、誰にも言えない心の叫びなのでした。