小さな暮らしの畑屋さん

地球といういのち溢れる星に生まれた喜びを、日々の暮らしの中で感じられるような、小さな畑のある暮らしを提案しています。

ここだけは押さえておこう!畑の設計のポイント 〜超初心者のための野菜づくり入門〜

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こんにちは、そーやんです。

いつもお読みいただきありがとうございます。

 

今回も「超初心者のための野菜づくり入門」シリーズです。 


今までの記事は以下のリンクをご覧ください。

 

〜まえがき〜

Part1:はじめに

1-2 野菜を育てるってどういうこと?

1-3 野菜が好む環境ってどんな環境? 

 

Part2:畑の計画・準備をしよう

2-1  畑がない人の野菜づくりの始め方

2-2  農具の選び方

2-3  畑の状態チェック その①

  畑の状態チェック その②

  畑の状態チェック その③

  畑の状態チェック その④

2-4  畑の設計 ← 今回はここ!

2-5  作付け計画

 

 

Part3 : 実際に育ててみよう

3-1  土作り・畝立て

3-2  種まき・苗の植え付け

3-3  野菜の手入れ

3-4  収穫・片付け



今回は畑の設計について。


 
設計とは言ってもあまり最初から厳密にしても、

どうせうまくはできませんから(失礼)

紙に畑の簡単な図を書いて、

だいたいイメージをつかむだけで良いと思います。

 

 

◯基本の考え方

野菜(植物)が育つのに必要なものは主に

①水、②光、③ミネラル、④土、⑤風

の5つです。

 

これらが十分にあり、かつ滞らないようにするのがポイントです。

 

 

そのために設計していくのは、

1)水の通り道

2)畝

3)日光の通り道

4)風の通り道

 

 


1)水の通り道の設計

一番初めは畑全体の周囲に溝を掘り、水の通り道を作ります。

雨が降った時に水はどこにたまりますか?

どこに流れて行きますか?

 

雨が畑の中に溜まらないように、
どこか溜まる場所があれば、

そこからきちんと流れていくように、

周囲に溝を掘って、

水が流れていくようにしましょう。

 

 

2)畝の設計

畝とは土で作るかまぼこのような形のやつです。

そこの上が野菜が育つ舞台になります。


畝を立てることで、

①作業効率が良くなる

②通気性、水はけが良くなる

③地温が上がりやすくなる

などの効果があります。

 

まずは畝の立て方を決めます。

一般的には細長い畝を南北方向に立てます。

その方が満遍なく陽の光が畝に当たるからです。

 

畝の間が歩く場所であり、

水の通り道にもなります。

 

 

 

3)日光の通り道の設計

太陽が昇ってから沈むまで、だいたいで良いですので、
どこにどれくらい光が当たるのか把握しておきましょう。

 

だいたいの野菜は陽の光が必要ですので、

日陰になりそうな邪魔なものは取り除いておいた方が良いです。

 

もしできないとしてもだいたい陽の当たるゾーンと当たらないところを

把握しておきましょう。

 

 

4)風の通り道

野菜に適度に風が当たるようにします。

風通しが悪いと病気になりやすさや、

虫の発生のしやすさに繋がります。

また適度に風が当たることで植物は丈夫になろうとして成長ホルモンを出します。

 

風があまりにも強すぎる場合は、

風除けのために障害物を立てたり、木を植えたりする必要があるかもしれませんが、

まあそういうところは少ないと思いますので、

あまり気にしなくていいです。 

 

 

 

以上、4つの設計ポイントを書きましたが、

とりあえずは

1)周囲の溝を掘って、水が流れるようにする。

2)畝を南北方向に立てる

 

というところだけは押さえておきましょう。



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