小さな暮らしの畑屋さん

地球といういのち溢れる星に生まれた喜びを、日々の暮らしの中で感じられるような、小さな畑のある暮らしを提案しています。

非常時はこれを食べよ!〜野草を食べる会レポート〜

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こんにちは、そーやんです。

いつもお読みいただきありがとうございます。

 

皆さんは「一万年の旅路」という本を読んだことはあるでしょうか?

 

 

この物語はインディアンのイロコイ族が、一万年かけて安住の地を求めて旅をしていく

過程の物語で、口頭伝承として代々伝わってきたもののようです。

 

この物語の最初は、朝鮮半島付近に住んでいたイロコイ族が、大地震・火山の噴火・津波に合って、命からがら逃げ出すところから始まります。

 

そこからまた新たな安住の地を求めて、

生き残ったみんなで移動していくわけですが、

その過程の話で印象に残っているのが、

どこも初めての土地だから

「どれが食べれて、どれが食べれないか分からない」

ということです。

 

いくら美味しそうでも、実際に美味しくても

死んでしまう可能性もあるわけで、

どれが食べれるものか知っているということが

このサバイバルな状況においてはものすごく貴重な情報だったのです。

 

 

その中の話の途中で、五体不満足に生まれた男の子が出てきます。

その子はその民族の中でなんの役にも立てずにいて、

移動し続けているその民族にとっては、

足手まといということで母親に殺されそうになります。

(集団が生き残ることに最も価値が置かれていた)

 

その時に「どうせ殺されるなら、僕が毒味役になる!」と言って、

未知の食べ物を一番最初に食べる役を買って出るという話があって、

そこもすごく印象的なシーンです。

うろ覚えなんで多分所々間違ってますが。

 

他にも最初に農業を発明した時のエピソードとか、

不思議な能力を使う民族の話とか、

とにかくめちゃくちゃ面白い本なのでオススメです。

 

amzn.to

「こ、これはすごいものを読んでしまった!」という衝撃の内容ばかり。

 

 

と、脱線してしまったので、話を戻すと、

これから私たちもいつこういう状況に置かれるか分からないわけで、

どの野草が食べれるか知っとかないと生き残れないよ!

と皆さんの恐怖心を煽りたかっただけです。

 

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というわけで今年で5回目くらいになる野草を食べる会。

今年は畑の周りにある野草を摘みます。

 

これ何かわかります?

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そう三つ葉ですね。

 

 

あとはセリ、ギシギシ、ウシハコベ、ノビル、ヨメナカラスノエンドウなどいろいろとりました。

 

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ここら辺の毒草はムラサキケマンくらいでした。

ケシ科の野草で食べると嘔吐・昏睡・呼吸麻痺・心臓麻痺を起こすらしいです。

 

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そしてみんなでお料理タイム。

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そしてできた料理はこんな感じ。

写真のやつ+お吸い物、せりごはん。

デザートにおはぎ。(これは野草関係ないけど)

 

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右奥のは合鴨の卵とセリで卵焼き。

 

 

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みんなでワイワイ食べましたとさ。


きっとまた来年もやりますよ。

というか僕自身、野草を愛でるのが好きなので、

興味ある方はお話聞きにきてください。

 

では、ありがとうございました!

 

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