小さな暮らしの畑屋さん

地球といういのち溢れる星に生まれた喜びを、日々の暮らしの中で感じられるような、小さな畑のある暮らしを提案しています。

自然農コンサルタントはじめてみます!

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(↑適当なイメージ写真がなかったので、自然農仲間の畑の写真を借りました。とてもきれい!)

 

このたび「自然農コンサルタントというのを始めようと考えています。

今までは僕が野菜を作ってお客さんに売っていたわけですが、これからはお客さんが野菜を作るのを僕がサポートするというのも仕事にしていこうと思います。

今までも「畑の寺子屋」という似たような仕事をしていて、有機農業での野菜の作り方をうちの畑で教えていましたが、今回の事業では直接お客さんの畑に出向いて畑(家庭菜園)作りのお手伝いをします。

 

これをやってみようと思うのは、僕の中で一番強い想いは「畑作りの楽しさ、面白さ、気持ち良さを人と共有したい」ということだと気づいたからです。

上の記事にも少し書いていますが、僕自身が畑を通して自然と触れ合うことでとても救われたし、これをより多くの人が体感したら、もっと楽しくやすらぎのある世界になるだろうなあというビジョンがありました。

 

また、実際に4年ほど農業という「野菜を作って売る」仕事をしてきて、その大変さもわかりました。

今の社会で野菜に置かれている価値は、安すぎると感じます。

なので相当いっぱい働いて、いっぱい野菜を作らないと生活が成り立ちません。

しかも、そんだけ丹精込めて作っても見た目が悪ければ売れないこともあります。

ほんとうに僕は働き者の自分の両親や、農家仲間を尊敬しています。

誰でもできる仕事じゃないなあと思うわけです。

 

でも逆にこの4年間「畑の寺子屋」をやってきて感じたことは、仕事としてではなく、自給のための野菜作りはとても狭い面積で、誰にでもできるのです。

寺子屋では1区画たった30㎡足らずの畑ですが、家族3人じゃ食べきれないという方もいるほどできたりもします。

売れる野菜を作るのは難しいですが、食べれる野菜を作るのは少し時間と経験を積めばできるようになります。

そしてただ食糧が得られるというだけでなく、畑を通して私たちがコミュニケーションをとればとるほど、自然はほんとうに多くのものを僕らに与えてくれ、暮らしを驚くほど豊かにしてくれます。

それは自給用として自分のできる範囲でやるときこそ最大限に得られるものであって、農家が広い面積をやっているとよほど余裕がなければ感じられにくいものだとおもいます。

 

そして何より僕が今までやってきた川口さん式の「自然農」は、自給用の畑向きの技術なので、それを最大限に活かすことができます。

 自然農はとにかく長い目で見ることが必要になりますが、他の農法と違って初心者の方が畑を作るのにネックとなる「機械や堆肥」などを必要とせず、とてもシンプルな道具でできてしまいます。

広い面積をするのには向きませんが、狭い面積で食べるための野菜を作るのは、よほど日当たりが悪いとか土質に問題があるとかでなければ、時間さえかければ出来ます。

時間をかければかけるほど、土は豊かになり、野菜が作りやすくなり、草の管理も楽になっていくので、たとえ途中で何回失敗したとしても確実に積み上げていけるという安心感があります。

 

 

と、なんかあんまりまとまってない気がしないでもないですが、そんなことを考えたので、自然菜園コンサルタント的なことを始めてみようと思っているわけです。

ほんとうはモニター募集もここでしようと思っていましたが、詳しい仕事内容とともに次の記事でします!